スピーカーを買ったはいいけどなんかしっくり来ないんだよな~

今回はそんな貴方にお勧めのスピーカー調整の悩みを一発で解消するやばいブツを紹介します

DTMをやる上で一番大事なのはモニタースピーカーだといった内容の記事を以前に書きましたが今回はモニタースピーカーのセッティングで悩んでいる方向けの内容です。

スピーカーのセッティングは難しい

スピーカーを正しく設置すると音の回り込みや反響が無くなり、音がはっきりと見える状態を作る事ができますが、それ以前に日本では住宅環境の問題があります。

スピーカーの正しいセッティング方法を解説しているサイトは多々ありますが、正直あれと同じ状態にできる家に住んでいる人ってどれだけいるのか疑問です

例えば「スピーカーは壁から60cm離せ!」とか「スピーカーはデスクの上に置くな!」と言われても、、、

はい、、言ってる事はわかるんですよ?

ただ、6畳のワンルーム暮らしでそんなスペース作れないんですよ。。

スピーカーを壁から60cmも離したら、寝る場所すらなくなりますし、デスクの上に置くなって言われてもスピーカースタンドなんて立てるスペースがないんです・・・って人も少なくないと思います。

そこで今回はそんな貴方の悩みを一発で可決できるやばいブツをご紹介します

モニタースピーカの悩みを一撃でブッ飛ばすやばい奴、その名はARC System 2

はっきり言いますがこのARCSystem2はマジでヤバイです。

こいつは音場補正をしてくれるプラグインで、5年と7億円の開発費を費やしたAudyssey MultEQというテクノロジーが採用されています。

ARC2の使い方

まずソフトをインストールしてから付属の専用のマイクで部屋の鳴りの測定をします。測定が始まるとスピーカーから「ピュン!」というビーム音が出るので、それを付属のマイクをつかって何箇所かで測定します。

すると取得したデータを元にプラグインが出すぎている帯域とか足りない帯域にEQ(正確にはもっと凄い技術らしいです)をかけてフラットな音に自動で調整してくれるという仕組みです

はい、これだけです。ですがこれだけの作業でスピーカーのセッティングが完璧になります

ネックは測定作業はちょっとだけ大変な事

指定された12箇所(最低)にマイクを立てて計測する作業がちょっと面倒で30分~1時間位かかります

ですが吸音材などを貼り付けたりそこから音の調整をしたりする手間を考えればどうってことありません

測定時の注意点

測定時はマイクをスピーカーの高さに立てて、自分は部屋から出なければいけないのでスピーカースタンドが絶対に必要になります。

私はそれを知らなかったのでARCSYSTEMを買ったはいいもののマイクスタンドがなくて後から注文しました。。

マイクスタンドを持っていない方は安いものでいいので一緒に購入しましょう

効果は本当に凄いの一言

で、効果ですがマジで凄いです。

私も最初に試した時はえ?これが本来の音なの??んなわけないでしょwと思いました。それくらい音が変わります。最初は設定をミスしたか?インチキプラグインなのか?と思いました。でもそれが正しい音だったんです。

自分の作った自信のあるトラックをARCを通して聞いてみたら低音がスカスカでかなり凹みました

↓これがARC2の測定結果の画面です、オレンジ色の線が修正前(測定した音)で白が修正後です。

arc

オレンジの線(修正前)を見ると低域がボコッと盛り上がってます、、こんな音でそれまでトラックを作っていたということです、、

当時私は6畳ワンルームに住んでいたのでスピーカーを壁から10センチも離れていない状態で設置していたのでスピーカーの後ろの壁から低音がまわってきてしまい必要以上に低域が出て聞こえていたんです。それにしてもひどい測定結果ですねw

さらに左がLで右がRのスピーカーの測定結果ですが左右非対称です。
私の住んでいた部屋は変な形をしていたので部屋の中心部分にデスクを設置することも不可能、ついでに天井もボコッと飛び出している部分があったりでしたのでこんな結果になったのだと思われます。

ようするにARC2を知らなかったら低域をEQで思いっきりブースとした状態で更に左右違うEQをしている様な状態(低位も何もあったものじゃない)でずっと曲を作っていたかもしれません

ちなみに私はこの後全てのトラックのミックスをやり直す羽目になりました。。最初からこいつの存在を知っていれば・・・と何度悔やんだことかわかりません。

スピーカーのセッティングが正しく出来ていないと

いくら高いスピーカーを買ってもモニター環境の正しいチューニングが出来ていないと全く意味がありません。

当時の私が良い例で高価なオーディオインターフェースとモニタースピーカを購入しただけで「すごい良い音になったな~」と満足していましたが、実際はその実力を半分も出せていませんでした。

私のように全てのトラックのミックスをやり直し、、なんて事にならないように、とにかく自分のセッティングに自信がなくて少しでも不安がある方にはARCSYSTEM2を超お勧めします!

ちなみに私が購入したときは確か4万円位したんですけど今はキャンペーンなのか何なのか知りませんが半額くらいで買えるみたいです・・・こいつだけは絶対に買いです!効果はお値段以上です

その他のセッティング方法

ARC2を使わない一般的なスピーカーのセッティング方法をいくつかご紹介します。

吸音材を使う

スピーカーの背面、サイド、自分の背後の壁とか天井とかにペタペタと吸音材をはって反射を抑えるという方法があります。

ただ、吸音材といっても様々なメーカーのものがあったり値段もピンキリです。

ちなみにお勧めはsonex(ソネックス)の吸音剤です↓

このソネックスの吸音材はスタジオ運営している先輩がコスパがいいからお勧めだよ!と教えてくれたものです

ちなみに吸音材は適当に貼ればいいというわけではなく音を確認してどこに音が反射しているから吸音材を使って抑えるか?というのを考えなくてはいけません。それによって必要な枚数も変わってきます。

適切な場所に吸音材をセッティングする事ができればかなりの効果は見込めますが、あくまでも最終的には自分の耳を頼りに設置しなければいけないのが難点です。

それから持ち家ならいいのですが賃貸だと壁紙の問題とかもありますしね。。。

壁紙にはっても綺麗にはがせる両面テープみたいなものを買えば代用はできなくはありませんが・・・

インシュレーターを使う

これは壁の反射は抑えられませんが思った以上に効果を感じられたものの一つです。

ただスピーカーの下に入れるだけなので簡単です。

これも値段がピンキリで高いものだと1個何万円とかいうものもありますがオーディオマニアじゃないかぎりそこまでの差は感じられないと思います。

初めてのインシュレーターにお勧めなのが↓オーディオテクニカ のAT6099です

値段も安いですし口コミでも評価が高いです

インシュレーターAT6099は6個セットになっているので

insulatorseting

↑こんな感じで前に一個、後ろ2個の3点セッティングがお勧めです

ARCはすでに環境が整っている方にもお勧め

既に音響対策はばっちりだから自分には必要ないと思っている方もいるかもしれませんが本当に正しく出来ていますか?

全く対策をしていない部屋の方だと劇的に改善されますし対策している方でもさらに改善することができるのがARC2です。

やっぱりARCsystem2が一番お勧め

他のセッティング方法も色々と書きましたがやっぱり私が一番簡単にしかも最大の効果を感じられたのはARC2です

本当にこのプラグインをON、OFFした時の音の違いはビックリしますよ

それではまた~