もう少し古い話になってしまいますが、佐村河内さんという人がゴーストライターを使っていて実は自分で曲を作っていなかった、と叩かれたニュースがありました。

私はあのニュースを見ていてEDMの世界でも同じことが行われているのではないか?と思いました。

EDMの曲を聞いているとあまりにもクオリティが高すぎて本当に本人が作ったのか疑問が湧き上がる事が多々あります。

完璧なメロディラインに完璧なアレンジ、そして完璧なミックス。

音楽教育をきちんと受けているDJもいるとは思いますが、そうではないDJがあんな曲を作れるはずがありません。

有り余る時間があるのならまだわかりますが、有名なDJになればなるほどDJのスケジュールでパンパンなはずですし、曲を作っている時間なんてほとんど無いはずです。

それなのに異常なまでに早いリリースペースで、しかもあのクオリティを保てるなんて人間業じゃないですw

EDMのDJが全員そうとは言いませんが、私はかなりの確立でゴーストライターがいると思っています。

誰とは言いませんが最近突然でてきた日本のEDMのDJもかなり怪しい人がいます。
私はDJやミュージシャンが何を考えてDJをしたり曲を作ったりしているのか?という点にとても興味があるのでインタビュー記事などには隈なく目を通すようにしているのですが記事を読んでいると本当に曲を作っている人なのか違うのかはなんとなくですがわかります。
自分で曲を作っている人は的を得た事を言いますが他人に任せている人はその部分には触れない傾向にあるからです。(インタビューまでゴーストライターを使っていたらお手上げですがw)

ゴーストライターを使うのは駄目なのか?

いいえ、私はそうは思いません。アンダーグラウンドなダンスミュージックでゴーストライターを使っていたらちょっとダサいな~と思ってしまいますがEDMはメジャー(商業音楽)な世界です。

商業音楽なら儲けなければやる意味がありませんし、プロデューサーがスターDJを作り上げる為にゴーストライターを使うのは自然な流れです。

JPOPでも、よく自称シンガーソングライターと言っている可愛い女の子が「自分で作曲作詞してま~す!」と言って売り出すパターンは良くあります。
ですが曲の出来が良すぎてあきらかにヒットソングを作るプロ(ゴーストライター)を使っているのがバレバレな人は沢山います。でも商業音楽はそれでいいんです。

佐村河内さんの何がいけないの?

それと同じように佐村河内さんが叩かれていたときも私はテレビを見ていて「別にいいんじゃないの?何が悪いの?w」と思っていました。

本当に目が見えないのかどうかは闇の中ですが

「目が見えないピアニスト」というのが一番の魅力だったわけで、そこが嘘だったとしても佐村河内さんにプロデュースの才能があった、というだけの話です。

騙した!うそつき!とか言っている人がいますが、実際にそのCDを買うときに目が見えないなんて可愛そうって思ってCDを買った訳じゃないですよね?目が見えなくて可愛そうだから良い曲だと思ってたわけじゃないですよね?

たしかに新垣隆さんという人は作曲能力はあるかもしれませんが、普通にあの人をジャケットにしてCDを売り出したとしてもきっと同じようには売れていなかったと思います。

いいメロディだとは思いますが特に斬新なわけでもなく同じくらいの作曲が出来る人は他にも沢山いると思います。

私の勝手な推測ですが佐村河内さんは何故ああなってしまったのかと言うと「金払いが悪かった」これに尽きるのではないかとw

たしかに名声欲もあるでしょうから新垣さんもクレジットに自分の名前が出ないことに対する不満もあったかもしれませんが、それは最初からそういう契約で始めた事だと思うので結局は金のトラブルだと思うんです。

「なんで俺がこんなに苦労して曲を作っているのにあいつばかり名声もあって金もそんなに持っていくんだ?許せない。。。」そんなところではないでしょうか?

新垣さんは何故ばらしたのか?と聞かれて「人を騙していることに罪悪感を感じた」みたいな事を言っていましたが、それって後だしジャンケンですよね?ちょっとずるいなって思っちゃいます。

話はそれましたが、EDMの場合ゴーストライターがいたとしてもメジャーな世界なので「絶対にDJ○○のゴーストライターをしたことは口外しない事、もし口外した場合は・・・」みたいな感じでがっちり契約書を交わしているんじゃないかと・・・

しかも裁判の国アメリカですから、もしゴーストライターがその事を口外したりなんてしたものなら多大な慰謝料を取られた上に2度と音楽業界では仕事が貰えなくなると思います。怖っ!w

しかもEDMのTOPDJの稼ぎを見ると何億~何十億の世界です、きっとゴーストライターへの支払いも半端な額じゃないはずですし文句を言う人もあまりいないでしょう。

更に音楽を作っている人が皆EDMのTOPスターのように大きなステージに出て飛び跳ねたいと思っているわけではありません、人前に出るのが嫌な人もいますよねきっと。

私はEDMは商業音楽だと思っていて私の思っているダンスミュージックとは別物として捉えているのでDJが実際に曲を作っていなくてもショックも受けませんし怒りもしませんw

ただ「やっぱりな~w」と思うだけでしょう。

DJはアイディアを出すだけでも良い

DJというのは常に現場で新しい音楽を聞いたり体感しています。

だからDJが新しいアイディアを出す、それを作曲家が形にする。それが悪いことだとは私は思いません。

ただ、DJも最低限の曲の作り方は知っておいた方がいいです、ただ口で伝えるだけでは限界があるのである程度完璧に形にしたところでゴーストライターに投げる事ができた方がより良いですしいちおう曲を作っているという事にはなります。

全く何もできないのにアイディアを出すだけで曲を作っているというのは少々問題ありかと。

過去に私の知り合いのDJA君(全く曲が作れない)とDAW操作に長けているB君が一緒に曲を作りました、実際に曲を作ったのはB君です、A君は曲の作り方は全くといって良いほど分かっていなかったので横で「あ~だこ~だ」と言っていただけですw

その後その曲はレコードになり発売されましたが作曲者はA君となっていて、実際に曲を作ったB君の名前は何処にもありませんでしたしギャラも1円も発生しなかったそうですw完全にゴーストライターですw

「せめて金を払うか名前をクレジットする位しろよ」とその話を聞いて思いましたがB君も「2度とAとは曲を作らない」といっていましたw
ただこの曲がレコードになったのはA君のDJで築き上げてきたコネクションと知名度ありきという点もありますので難しい問題です。

他にも似たような話は良く聞きますので誰かと一緒に曲を作るって難しい事だと思います。

遊びで一緒に曲を作るだけならなんの問題もありませんが、リリースを目的としているのならよほど信用できる相手ではない限り契約書を作ってからやったほうがいいかもしれませんねw

ゴーストライターは駄目でマニュピレーターはOKなの?

ゴーストライターを使ったといわれてしまう場合って楽曲製作を全て丸投げした場合じゃないかなと思うんです、でもマニュピレーター(機材の操作に強い人)と組んで一緒に曲を作るならありなんじゃないかなと思うんです、これって昔から行われていることですしね、、今はDAWの操作も簡単になったので少し勉強すればある程度曲は作れるようになりますが昔はDAWの操作も難しかったですし簡単にはできませんでした。なのでDJがマニュピレーターと組んで曲を作るってよくあった話なんです。ヒップホップなんかでもサンプリング主体で曲を作っていた時代にはDJがこの曲のこの部分をループさせてこの曲のこのパーツを抜いてくっつけて、なんていうのをマニュピレーターにお願いしてそれを形にするなんていうのは良くあったと思います。この場合もマニュピレーターは技術があってもアイディアがない、DJはアイディアがあっても技術がない。その二人がタッグを組むことで名曲が生まれるならそれでよしだと思うんですよね。まぁ今は機材も発達したのでそれ位やれよ!とは思いますがwそもそも一人でメロディを作って打ち込みをしてミックスをしてマスタリングをしてって中々難しい事なのでそれぞれの世界のプロに仕事を投げる事で完璧な曲が生まれるんじゃないかなと思います。ただ現状として音楽がお金にならない時代なので一曲にそこまでお金を掛けられないので今はメジャーな音楽でも一人で全部やってというのが当たり前になってきてしまっていますがEDMは儲かってそうなのでゴーストライターがいようがいまいが良い曲が生まれるならそれでいいんじゃないかな~と思います

文章を書いているうちに何が言いたいのか良くわからなくなってしまいましたごめんなさいw近日中にリライトしますw