音が良いのはアナログシンセかソフトシンセか
「ソフトシンセなんて駄目だよ、やっぱりシンセはアナログに限るね」中年で音楽をやっているオヤジがよく言っている台詞ですが実際の所はどうなのでしょうか?
確かに昔はPCの性能が低かった事もあって、ソフトシンセの音は細くてショボショボだった事がありました。
ですが現在はCPUの性能も上がり処理速度も昔とは比べ物になりません。今ではソフトシンセでも太くてゴツイ音が出るものが沢山あります
ソフトかアナログかは好みの問題
いまはアナログをシュミレーションしたソフトシンセも沢山出ていますし一般の人にその音の差がわかるかと言ったらたぶん分からないと思いますw
ただ古いアナログのシンセになるとその固体独特の音がある、という人もいますし、私もビンテージのMOOGを触ったときは正直凄い音が出るな~と思いました。
電気が鳴っている音っていうかビリビリっと来るんですw言い方によってはノイズといいますか汚い音なんですけど迫力があるんですよね。たしかにそこまではソフトでは表現できないなと思ったりもします。(ソフトシンセのアナログエミュレートはわざと薄くノイズを乗せて迫力をだしているとかなんとか聞いたこともあります)
私はソフトシンセもアナログシンセも持っていますがどちらが好きかと言われればアナログシンセと答えます。
理由は音というよりもアナログの方が、触っている、作っている感があるからです。
ソフトシンセだとMIDIコンでもつながない限り、マウスで一つのツマミをぐりぐりするだけですがアナログなら二本の手を使ってフィルターとレゾナンスをぐりぐりしたり出来ますしツマミを回した時に音がダイレクトに変わっていく感じが気持ちいいんですよね。
ただ純粋にアナログを弄っている方が楽しい、それだけですwでも曲を作る時にその「楽しい」が何よりも大事だったりします。自分的に。。
最近はモジュラーシンセブームが再来していますが、それもソフトでは味わえない楽しさがそこにあるからだと思うんです、でなければ高いお金を出してモジュラーなんて揃えなくてもパッチングできるソフトシンセもありますしリアクターやリーズンでもパチングはできますしそっちの方が安くて自由度も高いですからね。
ソフトシンセでしかできない事もある
ここまでアナログ肯定派みたいな事を書いてきましたが、ソフトシンセも良い所は沢山あります。
まず安い!
これって結構重要ですよねwアナログシンセって物にもよりますけど何十万~何百万の世界じゃないですか、でもソフトシンセなら1万円位から買えますからね。
ソフトシンセにしか出せない音がある
アナログシンセにしか出せない音もある様にソフトシンセにしか出せない音もあります。
ソフトシンセの場合だとエフェクターとかパッチングが自由自在なので凄い変態な音が出せるんですよね。特にネイティブインストゥルメンツとかはその辺り凄いなって思いますからね。プリセットを適当に変えて聞いてるとどうやってこんな音作ってるんだ?っていうプリセット沢山ありますw
ブロウステップなんてmassiveの存在がなかったら生まれてなかったんじゃないかなって思いますしね
ネイティブインストゥルメンツって本当に凄い会社だなって思うんですよね。ここはアナログの趣味レートというよりもソフトでしか出来ない、ソフトでしか出せない音を追求してるっていうか。ネイティブインストゥルメンツっていう会社がなかったら生まれてなかった音楽って沢山あると思うんです。ここまでくるともう一つの音楽ジャンルっていっても過言じゃないですよねw
実際適当にトラック立ち上げて指一本押してるだけで曲っぽくなりますからねここのシンセのプリセットってw私もここのソフトシンセつかってると実際どこまでが自分で作ったって言っていいのか悩む時がよくありますwwwそれくらい凄いです
ソフト音源を何かっていいかわからなくて悩んでいるって人は、とりあえずネイティブインストゥルメンツのコンプリート買っておけばドラム音源もベース音源もリードシンセもはたまたオーケストラ音源まですべて入っているので間違いないと思いますよ
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