現場を知らない人はフェイクなトラックしか作れない

私の知り合いでダンスミュージックを作っていたり、DJを目指しているのにクラブには全く遊びに行かないという人がいます。

別にクラブに行く行かないというのは個人の自由なので構いませんが、やはりそういう人の作った曲やDJはクラブでは使い物にならない場合がほとんどです。

やはり、現場でしかわからない事というのは沢山あります。

考えてもみてください、踊った事がない踊る事の楽しさがわからない人がDJをして人を踊らせる事なんてできると思いますか?
踊っていて体にしみこんだグルーブとかクラブの爆音でしか聞こえない低音のカッコよさがわからない人がクラブで機能するトラックを作れると思いますか?

だからDJで人を踊らせたかったり、クラブトラックを作りたいならクラブで遊びましょう。

家でいくらダンスミュージックを聞いても良さがわからない場合が多いです。なぜならクラブミュージックはクラブのサウンドシステムでかけて初めて機能するように作られている場合が多いからです。

日本の住宅事情もかかわっているのかもしれませんが、日本人の作る曲は中高域が多く低域がカッコ悪い物が多い気がします。ポップスを作りたいならそれでもいいのかもしれませんがクラブミュージックで低音がヘボいのは致命的です。

低音が無いと言うと低域をEQでボコッと上げる人がいますが今度は音がモサモサして何をやっているのかわからなくなります。

全てに共通して言えることではありませんが30Hz以下はローカットしてしまいましょう。この30Hz以下というのは思ったよりもレベルを食いますしクラブのシステムでも聞こえない(体が音圧を感じる)部分なのでここが出過ぎていると全体的にもこもこして気持ち悪くきれいなローが出ません。

踊っていてどんな音が気持ちいのか?どんな展開が気持ちいいのか?どこでみんなが盛り上がっているのか?など現場でしかわからない事が沢山ありますので家に籠ってないでクラブに遊びに行きましょ~DJでもトラック制作でもそれは必ず貴方の実になります。