DTMに才能って関係ある?
スティーブアオキのドキュメンタリー映画を見て思った新しい形のDJ論
ことの始まりは古くからの友人が突然スティーブ青木について語りだした事でした。
ちなみに、その友人は昔はDJをしていましたが、現在はダンスミュージックは全く聴かなくなっており、最近はワンオクロックに嵌っているとか言っていた(笑)ような人です。
そんな彼の口からまさかスティーブ青木の話題が出るとは思っても見なかったのでびっくりしましたが、暇だった時になんとなくスティーブ青木のドキュメンタリー映画を見たら感動したという事らしくて。。
それから、彼のスティーブ青木がいかに凄いかという話を飲み屋で1時間近く聞かされるはめに、、、
正直私はスティーブ青木って「DJもろくにしないでトランポリンでジャンプしたりケーキ投げてる奴でしょ?」というイメージしかなかったので、全く興味がなかったのですが話を聞いているうちに面白そうだから映画みてみようかな?ということになりました。
実際にスティーブ青木の映画を見てみたら
まさか全く興味が無かったスティーブ青木のドキュメンタリーを自分が見ることになるとは思ってもみませんでしたが、友人の熱い語りも手伝ってネットフリックスに加入しました。
で、実際に見てみたらスティーブ青木に対する印象がものすごく変わりました。
スティーブ青木の父親ロッキー青木がとにかく凄い人だった
ロッキー青木って誰だよ!と思ったのですがアメリカでは有名みたいです。
ロッキー青木は、良い家系の家に生まれて慶応義塾に中学から入ってエスカレーター式で大学へ、で大学でレスリングで選抜になってアメリカに行きます、そこではレストラン経営を学んで後にレストランチェーン紅花を大成功させてスーパーお金持ちに。
さらにバックギャモンでも全米チャンピオンになったり、パワーボートもやっていて世界大会2位になってるみたいです。(ちなみにパワーボートでは大転倒して死のハザマを彷徨ったにもかかわらず懲りずにその後も乗り続けてます笑)
あとは気球に乗って太平洋横断しちゃったり、、死ぬのが怖くないのか?ってくらいとにかくぶっ飛んでる。。
奥さんも3人いてそのうちの一人と出来た子供がスティーブ青木っていうことらしいです。
ここだけを見るとスティーブ青木はボンボンDJなのか?と思うかもしれませんが父親の援助は一切なかったらしいです。。
というのもロッキー青木という人はとにかく自由奔放で家庭は顧みずに自分がやりたいことだけを貫き通す!ってタイプだったみたいです。
スティーブ青木は苛められっ子?
スティーブ青木は思いっきり日本人顔をしていますがずっとアメリカで生活しているので日本語は話せません。
本人が言っていましたがアメリカはやっぱり人種差別みたいなのが強くてハイスクールでも「このアジア野郎が!」みたいな感じで迫害されていたみたいです。
さらに体も貧弱でスポーツをやってもず~っと控え選手で試合には出られなかったらしく・・・いろいろな意味で本当につらい青春時代を過ごしたみたいです。
で、そんなつらい状況を救ってくれたのがパンクロックだったみたいで、パンクにはまっているうちに自分でレーベルを始めたり、普通の一軒家を借りて勝手にそこをライブハウスにしてパーティしたり(笑)そうこうしているうちに知る人ぞ知る存在になって気がついたらDJをやっていたみたいな流れです。(かなりハショッテます)
まとめ
面倒になってきたので詳しくは映画見て下さいってことで無理やりまとめます。
何が言いたかったのかっていうとスティーブ青木は凄い!って事です(笑)
いままでトランポリンで飛んでケーキ投げてるだけのアホなんて思っていて本当にごめんなさい(笑)
スティーブ青木は年間300本!?のDJをやっているみたいで、毎日ほぼ飛行機の上で生活しているような状態らしく睡眠時間も2時間とかあたりまえだっていってました・・・
普通の人間じゃそんな生活続けられないですよねぶっ倒れちゃいますよ。。
最近本当に思うことがあってDJで売れるって、その人の魅力っていうか発しているエネルギーがすごーく大切だなって思うんですよね。
あとは頭のネジが何本か外れてる事。売れているDJだからいいけど普通にその辺にいたらイカレポンチです(笑)
ただ人としてスティーブアオキは尊敬しましたが、DJと曲は好きになれませんでした(笑)これは好みの問題なので仕方ないですね。
まぁ興味ある人は映画見てみてください面白いですよ、、特にEDMのDJで世界的に有名になりたい!とか夢見てる人は絶対に見たほうがいいです。自分にこれだけのエネルギーがあるだろうか?とかそういうのを見つめなおすよい機会にはなると思います。
それではまた。。
ドラムンベース界の天才DJ Andy-Cの必殺技!ダブルドロップはとにかく凄い!
私が誰が一番尊敬するDJは誰?と聞かれたら間違いなくAndy-Cの名前を挙げます。
Andy-CはドラムンベースのDJですが20年以上前から第一線で活躍していて今も現役で最高にカッコいいDJです。
↓知らない方の為に最近のAndy-C様のご様子
私はAndy-Cオタクだったので何度もDJを見にクラブへ足を運びましたが、この人には毎回ブッ飛ばされました。
Andy-Cを聞くまではDJってただピッチを合わせて流れを失わないように次の曲をフェードインして繋ぐっていうものだったんですけど、この人のダブルドロップを初めて聞いたときにDJの概念も一緒にブッ飛ばされましたました、はい。
Andy-Cの必殺技ダブルドロップ!!
この人の専売特許といっても過言ではないダブルドロップという必殺技があります。ダブルドロップというのはその名の通り、曲をダブルでドロップすることです(なんのことじゃい!)
ちょっと説明が難しいんですがAndy-Cのダブルドロップは2つの曲の異なる曲のベースラインを同時に鳴らすんです。
う~ん、これだけだと凄さが伝わらないですよね・・・
手元が写っていてダブルドロップがわかり易い動画↓
当時はドラムンベース大好き少年?だったのでほとんどの曲は知っているはずなのにこの人がDJすると2曲も3曲もの曲が合体して新しい曲になって聞こえるんです。しかもそれで出来上がった曲のかっこよさといったらもうあなた。。。
今ではこういうミックスをするDJも多くいるかもしれませんが、Andy-Cのダブルドロップはミックスセンスずば抜けてると思います。
しかもターンテーブル時代にやってましたからねこの人・・・いまはトラクターとか使ってるみたいですけどアナログのターンテーブルでこれやるってかなりすごいことなんですよ。ピッチバッチりあわせたままロングミックスしてさらにEQとかカットインとかもう滅茶苦茶すごいです。
3台~4台のターンテーブルでこれやってる時もありました。。要するに3曲とか4曲を同時に全部混ぜちゃうって事です。
ミニマルテクノとかでコード感があまりないものならこういうスタイルの人いましたけど、ドラムンベースってメロディありますし曲のキーとかもあるので適当に混ぜると聞けたものじゃない状態になります。
Aという曲のイントロ出しながらBの曲のベースラインをミックスしてそのまま同時に流し続けて気がついたらCという曲のベースラインとスイッチしてる、とか、、とにかくもうグチャグチャになるんですけどちゃんと音楽として成立しているっていうのがAndy-Cのダブルドロップのすごさです。
噂で聞いた話だから本当かはわからないんですけどこの人DJしすぎで難聴になっちゃって片耳がほとんど聞こえてないって話です(これが本当なら片耳であのミックスできるのはすごいです)
最近はドラムンベースのパーティもいかなくなりましたし、ドラムンベース自体余り聞くことがなくなったんですけどやっぱり尊敬するDJは?と聞かれたら今でもAndy-C!と答えます。
まさかサンレコとか買ってないよな?
サウンド&レコーディングマガジン略してサンレコという雑誌をご存知でしょうか?
DTMをやっている方なら知っている方も多いかもしれませんし購入している方も多いかと思います。私も過去には毎月サンレコにお布施をしていた一人です。
続きを読む