いんちきDJをブッ飛ばせ!

最近クラブに遊びにいくとなんだかよくわからない人がDJをしている事が多くなったような気がします。元モデル、売れない芸能人、自称有名DJ等々・・・。誰が何をしようと勝手ですがお金を払って遊びに行っていんちきDJがプレイをしていると本当に萎えてしまいます。この状況を少しでも改善したいですしこれからDJを始めたいという若い方にもカッコばかりのインチキDJではなく本物のDJを目指して貰いたい、そんな気持ちで私のDJ感について語っていきたいと思います。

カテゴリ:DJとは > おすすめDJ

私が誰が一番尊敬するDJは誰?と聞かれたら間違いなくAndy-Cの名前を挙げます。

Andy-CはドラムンベースのDJですが20年以上前から第一線で活躍していて今も現役で最高にカッコいいDJです。

↓知らない方の為に最近のAndy-C様のご様子

私はAndy-Cオタクだったので何度もDJを見にクラブへ足を運びましたが、この人には毎回ブッ飛ばされました。

Andy-Cを聞くまではDJってただピッチを合わせて流れを失わないように次の曲をフェードインして繋ぐっていうものだったんですけど、この人のダブルドロップを初めて聞いたときにDJの概念も一緒にブッ飛ばされましたました、はい。

Andy-Cの必殺技ダブルドロップ!!

この人の専売特許といっても過言ではないダブルドロップという必殺技があります。ダブルドロップというのはその名の通り、曲をダブルでドロップすることです(なんのことじゃい!)

ちょっと説明が難しいんですがAndy-Cのダブルドロップは2つの曲の異なる曲のベースラインを同時に鳴らすんです。

う~ん、これだけだと凄さが伝わらないですよね・・・

手元が写っていてダブルドロップがわかり易い動画↓

当時はドラムンベース大好き少年?だったのでほとんどの曲は知っているはずなのにこの人がDJすると2曲も3曲もの曲が合体して新しい曲になって聞こえるんです。しかもそれで出来上がった曲のかっこよさといったらもうあなた。。。

今ではこういうミックスをするDJも多くいるかもしれませんが、Andy-Cのダブルドロップはミックスセンスずば抜けてると思います。

しかもターンテーブル時代にやってましたからねこの人・・・いまはトラクターとか使ってるみたいですけどアナログのターンテーブルでこれやるってかなりすごいことなんですよ。ピッチバッチりあわせたままロングミックスしてさらにEQとかカットインとかもう滅茶苦茶すごいです。

3台~4台のターンテーブルでこれやってる時もありました。。要するに3曲とか4曲を同時に全部混ぜちゃうって事です。

ミニマルテクノとかでコード感があまりないものならこういうスタイルの人いましたけど、ドラムンベースってメロディありますし曲のキーとかもあるので適当に混ぜると聞けたものじゃない状態になります。

Aという曲のイントロ出しながらBの曲のベースラインをミックスしてそのまま同時に流し続けて気がついたらCという曲のベースラインとスイッチしてる、とか、、とにかくもうグチャグチャになるんですけどちゃんと音楽として成立しているっていうのがAndy-Cのダブルドロップのすごさです。

噂で聞いた話だから本当かはわからないんですけどこの人DJしすぎで難聴になっちゃって片耳がほとんど聞こえてないって話です(これが本当なら片耳であのミックスできるのはすごいです)

最近はドラムンベースのパーティもいかなくなりましたし、ドラムンベース自体余り聞くことがなくなったんですけどやっぱり尊敬するDJは?と聞かれたら今でもAndy-C!と答えます。

カールコックス(Carl Cox)というDJをご存知でしょうか? 彼は80年代より活動を開始して瞬く間にスーパースターになりその地位は今も衰えることをしりません。

同時に3台のターンテーブルを操りながらさらにはリズムマシンの音もリアルタイムで混ぜていくというもう何をしているのか見ていてもわからないような凄いテクニックの持ち主で私もDJを始めた頃、彼のミックステープ擦り切れるまで聞き込みました

続きを読む

このページのトップヘ